私的備忘録でもあります
友達から教えてもらった天保そば.

「幻の山形天保そば保存会」のHPによると,ある旧家のご先祖が,飢饉に備えて子孫のために,屋根裏に残したそばの実.それを,古来の方法で奇跡的に発芽させ,栽培したもの.

代々の言い伝えとおそらく14C年代測定結果から,備蓄されたのは天保年間と推測されたのだろう.

170年ほどの時を経てよみがえった,まさに味のタイムカプセル.

実験やシミュレーションではなんともならない,こうした「時」が関与した話しワクワクする.

現在は,交配が起こらないように,他品種が作られていない日本海の飛島で原種保存栽培されるとともに,山形県内で栽培・収穫されているとのこと.
さっそく取りよせた.

ネットにあった天保そば乾麺のお勧めの茹で方は,茹でる前に水に30分ほど浸けておき(もっと短くてもよいと思う),ゆで時間は80%位.その様にしてみた.
先ずはなにもつけずに,そして醤油,宗田節,利尻昆布,ミリンと日本酒でつくった,つゆでいただいた.別に市販のめんつゆがどうのこうのと言うわけではありません.今日は気分で.

これが品種改良されていない,野性に近いそばの味なのか.無骨(?)というかシンプルというか,繊細な味覚など持っていない私でも何となく違いがわかる.
初めは,味?と思ったけれど,少しかんでいると後からジワリと.このそば,飲み込むのではなく,多少は咀嚼して味わった方がよい気がした.
そば湯も味わった.
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