私的備忘録でもあります
2年間続いたほぼ毎月の江戸詰の際,老舗を中心にいろんなお店の食べ歩きを(も?)した.
ただ,私にとって,なんとなく気軽には入れなかったところが老舗のそば屋さんだった.江戸時代創業の店を前にして,食べ方が粹云々なんてことを想像するともう駄目.

一方,立ち食いそばなら問題なし.そのメニューのなかで,新橋「おくとね」のマイタケ天ぷらそばと東京名物(?)コロッケそばが気になっていた.ただ,マイタケ天ぷらそばは,訪れる夕方にはいつも売り切れ,コロッケそばはいつでも食べられるだろうと思っていてそのまま.結局,両方とも楽しむ事ができなかった.

ふと,これらが食べたくなって,まずはコロッケそばを.はじめは,冷凍コロッケを揚げて乗せれば良いくらいに考えていた.
ただ,こういった珍しいメニューはその発祥が気になるので,まずはネットで調べてみた.その結果,立ち食いそばのそれとはまったく異なる素材のコロッケそばが,銀座「そば所 よし田(1885年創業)」にあることを知った.

ここで,そばの上に乗っているのは,いわゆるジャガイモコロッケではなく,揚げた「鶏しんじょ」のようなものだった.どうやらコロッケそばというこのメニューが先にあり,いつの間にかいわゆる普通のコロッケを使ったそばが一般化したらしい.

冷蔵庫の野菜室を見ると,なぜか大和芋がある.そこで,渡りに船とばかりに,そばと鶏肉ミンチを買ってきて,「よし田」のコロッケそばをまねたものを,我流で作ってみた.味付けは私の定番,宗太鰹とアゴ出汁(いずれもだし道楽)のあわせ.この出汁の製造は江田島の会社なので,関東風の濃い色のつゆは作れなかった.

我が家のいつもの昼食は,それぞれが好みものをつくるのだけれど,きょうは聞いてみるとこのコロッケそばを食べるとのことだった.配偶者の評価は,可もなく不可もなしといったところか.

いつかチャンスがあったら,「よし田」のコロッケそばを食べてみよう.
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