私的備忘録でもあります
大学に入って43年,給料をもらうようになって31年(今どきの計算では34年か)もたつのに,分析や実験では「念には念を」そして「確認のしすぎはない」ことを,改めて思い知らされました.
GW前,ある測定を別の条件で行ったところ予想外のデータが出て大喜び.
GW前,ある測定を別の条件で行ったところ予想外のデータが出て大喜び.
まさかねと思いつつ,こうしたときのお約束:1.同様な報告はあるかのチェックと,2.ノイズなど別の原因に由来するものを誤って解釈しているではないかのチェック.
同様のデータ報告は一例.誤解する可能性があるデータを出すかもしれない幾つかの参考物質を同様に測定してもセーフ.
同様のデータ報告は一例.誤解する可能性があるデータを出すかもしれない幾つかの参考物質を同様に測定してもセーフ.
こうして,第一稿をほぼ完成させて,ワクワクしながらGW開け.
もう少し綺麗なデータをとろうと思って再度測定にかかる.
「面倒だから,再度確認なんかしなくても良い.」という私の中の悪魔のささやきを振り払い,だめ押しのつもりで幾つかの参考物質をあわせて再度測定.すると目星を付けてはいたものの前回の測定では無罪だった物質から問題のピークが出現してしまった.慌てて何度測定し直しても結果は同じ.(^_^;
ある程度理解していたつもりだったけど,この分析方法は,感度と空間分解能が良すぎる(?)ため,僅かな状態や分析個所の違いを検出してしまったようだ.
憶測で言ってはいけないかもしれないが,一例ある以前の報告も同じ現象を見誤った可能性が.....
残念だったけど,恥をかかずにすんでホッと.
気を取り直して,今日の目標.3つあった売りを2つに減らした原稿への修正を完了させる.
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