私的備忘録でもあります
一昨日届いた18年熟成焼酎 虎胤
昨夜は晩酌をしながら,18年前頃はなにをやっていただろうかと記憶を辿る.
定年退職まで10余年,そんな歳になっても依然としてS先生というお釈迦様の手の内で踊っているという思いを払拭しきれないでいた.そして,それまでとは違うなにか一仕事をしたいとあがいていた.
2004年の国立大学法人化を控えた最後の年,事務の人から「今度の概算要求,最後のチャンスだから何とか通したいけれど,ダメだったらゴメン」といったことを告げらた.結果,幸運にも導入できた顕微ラマン分光装置.
岩石学分野での利用が始まっていたその装置.初めは相の同定などありきたりの利用をしていたが面白くない.
そんな2005年初夏,網膜剥離で2回通算4週間の手術入院.あまり動いてはいけないので,ベットで横になっていろんなことを考えていた.そして,机上の空論になるかもしれないがと思い付いたのが,ラマンシフトを地質圧力計として使えないかというアイデア.
当然の如く,予想したようにはならないことも多かったけれど,理論的解釈は当時熊本大学のSさんの助けを借りて,2007年に石英—ざくろ石ラマン地質圧力計を提案.年あたりの平均引用回数が最も多い私の論文となった.そして,その後研究室のKさんがより厳密な定量化をしてくれた.
昨夜は晩酌をしながら,18年前頃はなにをやっていただろうかと記憶を辿る.
定年退職まで10余年,そんな歳になっても依然としてS先生というお釈迦様の手の内で踊っているという思いを払拭しきれないでいた.そして,それまでとは違うなにか一仕事をしたいとあがいていた.
岩石学分野での利用が始まっていたその装置.初めは相の同定などありきたりの利用をしていたが面白くない.
そんな2005年初夏,網膜剥離で2回通算4週間の手術入院.あまり動いてはいけないので,ベットで横になっていろんなことを考えていた.そして,机上の空論になるかもしれないがと思い付いたのが,ラマンシフトを地質圧力計として使えないかというアイデア.
当然の如く,予想したようにはならないことも多かったけれど,理論的解釈は当時熊本大学のSさんの助けを借りて,2007年に石英—ざくろ石ラマン地質圧力計を提案.年あたりの平均引用回数が最も多い私の論文となった.そして,その後研究室のKさんがより厳密な定量化をしてくれた.
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