関宿の西の追分で,東海道から分かれ,加太峠を越えて奈良へと続く加太越大和街道.
説明板によると,壬申の乱では吉野を脱出した大海人皇子が東に向かい,源義経が木曽義仲追討のために西へ,そして徳川家康が伊賀越えの際に通った道.
加太地区周辺の大部分は,国道25号線として整備されていますが,加太梶ヶ坂峠附近だけは,旧道の様子をよく残しています.
路傍の石仏は,どんな旅人を見たのでしょう.
昨日は鉄道遺産を見るために加太地区を訪れたのですが,訪れて初めて知ることは多いものです.
街道の名残を尋ねて歩きたくなった.