生まれて130年余の納屋橋饅頭。
酒母と麹で餅米と小麦粉を発酵させてつくられる酒饅頭。
時々ふと思い出す味。

工場の老朽化により年が明けるとすぐに販売終了となることを聞いて、大須納屋橋饅頭万松庵に出かけた。
帰りの新幹線で一緒になった時だったような気がする。
恩師の坂野先生から、子供の頃、お母さん(伯母さんだったかも)の名古屋土産がいつも納屋橋饅頭で、その味が好きだといった内容の話を聞いた。
坂野という姓は、愛知県東海市や名古屋市に特に多い。坂野先生もこちらにご縁があったのだろう。
そんなことも思い出しながら、大須商店街から堀川に出て納屋橋まで歩いてみた。堀川の四季桜もちょうど見頃だった。(8500歩)