私的備忘録でもあります
論文業績を評価する際に,好むと好まざるとに関わらず,その(あくまでも)目安として使われている数値は,これまでは大手の出版業界が提供するものであった.
しかし,最近はその手を離れ,おそらくは出版業務との利害関係がないところから(そう信じたい),いろんな統計指数が発表されるようになった.

先程,あるところからEJMで1993年に公表された108編の論文中では,私の論文が2番目に多く引用されているとデータが送られてきた.
そして,その理由は何だと思うかと問うていた.

何処まで信用できるかはともかく嬉しい.しかし,いきなりなので,ちょっと警戒して調べてみたが,とりあえず問題はなさそう(こんなことにまで,とりあえず気をつけないといけないとは,寂しいこと).

実は,この2番目の論文は私が主著者ではないので,4番目に多く引用されている論文に関して,次のような返事を書いた.
「この論文を投稿した際には,これほど引用されるとは,わたし自身予想していなかった.
この論文での議論の重要性が,特にこの分野で理解されるようになったのは,20年以上経過した最近のことである.
当初は注目されなかった研究が,後に重要な意味を持っていた例のひとつであろう.」

ちなみに,CMP (1994) 114編の論文中で6番目となっているものがある.これは,データ集めに本当に苦労したし,かなり自信を持って書いたもので,当初の目論みどおりというか納得.

これらの三つの論文は,私が30歳台後半に行った仕事.
「ある人にとって重要もしくは評価される研究の多くは,結果的に若い時に行われたものである.」とよく言われるが,私もどうやらその部類だったらしい.それ以降のほぼ30年間,私は何をしていたのか.
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