私的備忘録でもあります
久々に新聞の簡単な紹介文を読んだだけでネット注文した本.「空白の五マイル」なんとシンプルで魅力的なタイトルかと思う.副題は,「チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」. 私にとって,副題は不要だった.
聖山カイラスの麓を源流とする馬泉河に始まるヤルツァンポは,チベット高原の南端に沿うように東流し,やがて中国—インド国境付近で大きく南に流を変える.そして,その屈曲点のやや上流にあり,これまでに誰も足を踏み入れたことのない7000 m級の山岳地帯に深く刻まれた渓谷を,単独踏査した角幡唯介さんの記録.
一気に読んでしまいました.
淡々と書かれている故,その困難と成し遂げられたことの大変さが,直接伝わってくるのだろう.文章から受ける印象を,添えられている何枚かの写真からは,感ずることはできなかった.踏査の困難さとツアンポー峡谷の大きさは,写真で切り取ることは不可能なのかもしれない.渓谷の途中にあった洞窟に,シャングリラを感ずることは,きっとそこに辿り着いた人だけが許されるのであろう.
軽い気持ちで,いつものようにGoogle Mapへリンクしてしまったが,本を読む人にとっては,余計なお節介だったかも知れない.(万歩計を忘れたために記録なし)
聖山カイラスの麓を源流とする馬泉河に始まるヤルツァンポは,チベット高原の南端に沿うように東流し,やがて中国—インド国境付近で大きく南に流を変える.そして,その屈曲点のやや上流にあり,これまでに誰も足を踏み入れたことのない7000 m級の山岳地帯に深く刻まれた渓谷を,単独踏査した角幡唯介さんの記録.
一気に読んでしまいました.
淡々と書かれている故,その困難と成し遂げられたことの大変さが,直接伝わってくるのだろう.文章から受ける印象を,添えられている何枚かの写真からは,感ずることはできなかった.踏査の困難さとツアンポー峡谷の大きさは,写真で切り取ることは不可能なのかもしれない.渓谷の途中にあった洞窟に,シャングリラを感ずることは,きっとそこに辿り着いた人だけが許されるのであろう.
軽い気持ちで,いつものようにGoogle Mapへリンクしてしまったが,本を読む人にとっては,余計なお節介だったかも知れない.(万歩計を忘れたために記録なし)
この記事にコメントする